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カメジロー!米軍(アメリカ)が最も恐れた男!

2021年5月12日


映画「米軍(アメリカ)が最も恐れた男〜その名は、カメジロー〜」

観てきました

うわさ通りのすごい人でした!

目次

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カメジローとは?

第二次大戦後、アメリカ占領下の沖縄で度重なる人権侵害と弾圧を恐れずに、不屈の精神で民衆の先頭に立って米軍に立ち向かった沖縄のスーパーヒーロー瀬長亀次郎!

好んで使っていた言葉は「不屈」

1945年の終戦後、不屈の精神で、民衆の前に立ち、演説をすれば10万人以上の民衆を集め、アメリカから恐れられていたというカメジロー。

戦後の沖縄で日本復帰を訴えて結成された沖縄人民党、主要メンバーだったカメジローの演説は、県民の、心を鷲掴みにし、占領下の沖縄の人々に希望を与えたそうです。

米軍(アメリカ)が最も恐れた男!その名はカメジロー!予告編

カメジロー名言

【この瀬長がひとり叫んだならば、50メートル先まできこえます。

ここに集まった人々が声を揃えて叫んだならば、全那覇市民にまで聞こえます。

沖縄70万県民が声を揃えて叫んだならば、太平洋の荒波を超えて、ワシントン政府を動かす事ができます】

【この沖縄の大地は、再び戦場となる事を拒否する】

【一握りの砂も一握りの土地もアメリカのものではない】

【ガジュマルはどんな嵐にも倒れない。沖縄の生き方そのものだ】

瀬長亀次郎

1907年6月10日-2001年10月5日(享年94歳)

沖縄県島尻郡豊見城村我那覇生まれ。

沖縄復帰前からの日本共産党(沖縄人民党幹部)那覇市長1回、衆議院7回、琉球政府立法院議員3回。

佐古忠彦監督

1964年8月8日生まれ

TBSテレビ報道局編集部記者・キャスター・元アナウンサー

過去出演番組は、JNNニュースの森、筑紫哲也NEWS23、

Nスタ、サタデーズバッと、報道LIVE あさチャン!サタデー

など
佐古忠彦監督

カメジローは演説では人々の心をわしづかみにした。当時、今日カメジローの演説があると言ったら早く晩御飯を食べて会場に出かけて行ったというんですよね。

先行公開した沖縄でほんとに集まっていただいた皆さんの表情をみていると当時の思いそのままにカメジローに会いに来たという感じがしました。カメジローと呼び捨てにするところが、この人の存在感の大きさとか民衆との距離感の近さ、それを表しているような気がして、いかに今も愛されて求められているか改めて実感しました。

今の基地問題って、全体像がつかめないですけど、暗黒の時代と言われた沖縄で何があったのかそういった事実が本土では伝えられていないという部分があってカメジローさんを通して戦後史を見ると、今に繋がる原点の一つがあるという気がしてならない。

そこに問題の核心があるとすれば、今溝がある本土と沖縄が少しでもうめる理解に繋がるきっかけになればなぁと思うんですよね。

アメリカって民主主義国家であるはずなのに民主主義で選挙で選ばれたカメジローさんを追放していくんですよね。

戦後、独立に向かう過程の中で、日本という国は本土は民主義を手に入れていくわけですけど、一方、沖縄ではずっとあの時代民主主義を求め続けているという事になるわけなんですよね。

そう考えると地続きの歴史を見れば今も本当の意味の民主主義を求まれているのは今の沖縄の姿なのではないかなぁ〜という気がしてならない。歴史を見れば今が分かるのではないかという思いで作りました。

「ニュース23出演番組より文字起こし」
news23

楽曲

作品の主旨に感動した坂本龍一のオリジナル曲!

不屈館

映画でも証言されている瀬長亀次郎の次女である内村千尋さんが館長を務める不屈館。

亀次郎の資料をもとに、民衆の戦いを後世に伝える目的で作られた。

不屈館

不屈館で学ぶ

沖縄県民大会

沖縄の反基地運動、オール沖縄は瀬長亀次郎が原点である事がこの映画をみれば、よく分かります。

5回の選挙で基地反対の民意は示しされてており、それにも関わらず、基地建設を強行する日米政府、今だに民主主義が機能していないのが沖縄です。

県民大会2017.8.12

 

オール沖縄

保守、革新の壁を超えて、普天間基地の辺野古移設反対する活動を統括する組織。

 

最後に

今の沖縄があるのもこの人の活動のおかげだと思います。

「マジムン(魔物)=基地を潰せなかった。」最後の言葉は身にしみて感じます。

沖縄には、カメジローの不屈の精神を受け継いでいる方がたくさんいらっしゃいます。

この映画を観て、この時代を生きてきた人は、この意思を引き継いでいるのだと実感しました。

私は、カメジローさんの演説を見たことある訳でもありませんが、幼いながらもカメジローさんの偉大さはなんとなく感じていました。

そのくらい影響力のある人だったんだなぁとこの映画を観て確信しました。

この一本の映画で沖縄の戦後の歴史が分かります。

ぜひ、若い人も、本土の人も、海外の人にも観ていただきたいと思います。

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