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子猫を初めて家族に迎える方へ〜(フード、お風呂、ブラッシング、耳掃除、爪切り、ワクチン接種まで)

2018年2月24日

目次

子猫の飼い方

子猫を初めて家族に迎えるにあたって、猫と人間は異なる生き物だと言う事を理解し、子猫が健康で幸せな生活をするために必要なケアやフード等の基本的な知識をご紹介いたします!

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外に出さないでストレスたまらない?

猫は基本的に完全室内飼いの方が良いようです。

外に出してしまうと野良猫の接触などで病気を移される可能性もあるし、室内で人間と生活する上でノミ、ダニはもらってきてほしくないですよね。

犬と違って猫は、上下運動で十分なので、キャットタワーなどを利用して上に登れる遊びゾーンを作ってあげましょう。

 

猫と人間との違いを知りましょう!

可愛さのあまり、つい人間の子供のような感覚で猫と接してしまうことがあるかもしれません。

しかし、猫と人間は必要なケアや食事が異なるという事を理解しなければ、猫の健康的で幸せな生活が保てません。

猫と人間の違い

1. 肉食

2. 一日を通して少しずつ何回も

3. 食べ物のバリエテーションは不要

4. 味覚はあまり発達していない。

5. 匂いや食感に敏感

6. 食べ物を噛み切ることはできても咀嚼(そしゃく)できない顎(あご)

7. 唾液に、消化を助ける役割がない

8.腸が短く、炭水化物の消化が苦手

人間

1. 一日3食

2. さまざまな食べ物

3. 味は重要

4. 食べ物を咀嚼(そしゃく)できる顎(あご)

5. 唾液が消化を助ける役割をもつ

6. 腸は長く、炭水化物の消化が得意

 

雑種性である人間は発達した味覚を持っているため、味は重要でさまざまな食事を食し、楽しみ、内容にも気を使います。

一方で、肉食動物である猫は、味覚、嗅覚(きゅうかく)とも人と異なり、味覚は発達していないが嗅覚や食感の感覚や身体構造が人間のものと大きく違って敏感です。

猫の歯は食べ物を切り裂くようにできていてあまり咀嚼(そしゃく)はしません。

また唾液に消化作用がなく、腸はとても短いので、炭水化物の消化が苦手です。

肉食動物である猫は脂肪を主なエネルギー源としていて、脂肪の多い食事が適しています。

しかし、適切でない食事の内容と量を与えてしまうと、肥満の恐れがでてきます。

太らせてしまうと尿路結石・関節の疾患、糖尿病などの病気に繋がることもあり、気をつけなければいけません。

つまり、人間に、とって健康的な食べ物が猫にとって健康的でないという事もあるのです。

 

 

 

猫のライフステージ

そのほか、人間と猫では寿命や生理学的な違いなどがたくさんあります。猫の「生後12ヵ月間」は、人間のおよそ「18年」

すべての動物は誕生した後、成長・成熟し、やがて歳を重ねて一生を終えます。

このような動物の一生における、それぞれの成長段階を「ライフステージ」と呼びます。

猫の場合には「成長前期(誕生~生後4ヵ月齢まで)」、「成長後期(生後4ヵ月齢~12ヵ月齢まで)」、「成猫期(12ヵ月齢~7歳まで)」「中高齢期(7歳以上~12歳まで)」「高齢期(12歳以上)」に大きく分かれます。

なかでも2つの成長期は気をつけるべき事が異なります。

つまり人間が赤ちゃんから青年へと成長していく過程で、必要な栄養素の量とバランスが変わっていくように、猫も成長と共に必要な栄養素の量とバランスが変わって行きます。

そのため、2つの成長期にはそれぞれの必要な栄養量と栄養バランスのフード選びは充分に気を付ける必要があります。

なかでも「成長期(生後12ヵ月齢まで)」は子猫の身体の基礎をつくる、一生の中でもとても大切な期間です。

人間に例えれば「幼児期」と「思春期」の違いです。

人間は赤ちゃんから青年へと成長していく過程で、必要な栄養素の量とバランスが変わっていきます。人間に例えるのであれば、猫の誕生から生後4ヵ月齢までを「幼児期(成長前期)」、生後4ヵ月齢から12ヵ月齢までを「思春期(成長後期)」と考えることができます。

急激な成長とゆるやかな成長

子猫の身体に何が起こってる?

成長前期の子猫(生後4ヶ月まで)

この期間に子猫は急激に成長します。

生後8週間で、生まれたときのなんと5~7倍まで体重が増加し、乳歯が生え、骨格や筋肉が発達し、運動能力も高まります。

この急激な成長に伴い、高いエネルギー量が必要ですが、子猫の消化吸収な能力は未熟で食事をたくさん食べることができないため、消化吸収のよい食事選びが必要になります。

幼い子猫には粉ミルクやお湯でふやかしたドライフードから始めて、少しずつふやかすための水分量を減らし、4ヶ月齢までには完全なドライフード、または子猫用のムース状のウエットフードに切り替えていきます。

成長前期(誕生~生後4ヵ月例齢まで)は、急激な成長に必要な「エネルギーの高aいフード」を選びましょう。

成長後期の子猫(生後4ヶ月齢〜12ヶ月齢)

まだまだ成長の過程にありますが、成長後期(生後4ヵ月齢以降)は、成長前期と比べて成長がゆるやかになります。

ただ成長後期に過剰なエネルギーをとりすぎると脂肪細胞が増え、成猫になった時に肥満などのリスクが高まります。

取りすぎないようにエネルギー量の調整が必要です。

フードの与え方

子猫には1日3日〜4回以上に分けてフードを与えます。フード用のボールの隣に水飲み用のボールを置き、常に清潔な水を入れておきましょう。

良いフードの4つの条件

1 . 必要な栄養素が含まれている。

猫は肉食ですが、肉に含まれるアミノ酸などの栄養素が取れるのであれば、必ずしも肉を、食べなくても大丈夫です。

2 . きちんと消化・吸収される。

フードに必要な栄養素が含まれていても、それらが、消化・吸収されなければ意味がありません。子猫のウンチの量が少ないほど、消化性が高いことになります。

3 . 食べる事で健康が保たれる。

栄養バランスが正しく保たれているかどうかの目安が皮膚と毛づやの良さです。

年齢や猫種、健康状態などにより必要な栄養バランスは異なります。個々にあった栄養バランスのフード選びは健康維持につながります。

4 . 美味しく食べられる。

人よりも嗅覚(きゅうかく)が優れている猫は、わずかな酸化でもフードを食べなくなる事があります。

形や大きさ、フレーバーなど、食べやすく、飽きないことが大切です。

子猫の衛生管理

ワクチン接種の時期

生後6週齢より前の子猫は、母猫からもらった抗体によりワクチンを無効化してしまうため、ワクチン接種の必要はありません。

しかし、生後4週間~12週間の間に、初乳を介して母猫から受け取った免疫力も減少していき、同時に子猫自身の免疫力も高まっていきますが、まだまだ不完全なため、感染症のリスクが高くなります。

ワクチンを接種するとともに子猫に自身の健康を維持することで、抵抗力をサポートすることが大切です。

最初の接種は、生後6〜8週齢が最も敵しており、3〜5週の感覚をあけて2回行いましょう。

ブラッシングなど

猫は、グルーミングに日中の多くの時間を費やしますが、愛猫とのコミュニケーションの時間となるようブラッシングや爪のケア、耳掃除などは手をかけてあげましょう。

ブラッシング

定期的にブラッシングすることでノミやダニなどをチェックすることができ、美しい毛並みは、愛猫の健康状態にも反映されます。さらに春と夏には換毛期なので、ブラッシングによって、大量の毛を飲み込んで吐き出すことや、消化を阻害することを防ぐことができます。

耳そうじ

耳は定期的にチェックして、マッサージするようにクリーナーを馴染ませたあと、清潔なガーゼで汚れを拭き取りましょう。

爪のケア

愛猫の爪は定期的にカットします。

爪切りは猫専用の爪切りを使い、爪の根元のピンク色の三角の部分に先端の白い部分だけを切るようにします。

子猫の爪は柔らかいので、人間用の爪切りでも大丈夫です。

お風呂

ほとんどの猫は水が嫌いです。

猫は自分で定期的に毛づくろいをするので洗う必要はありませんが、中、長毛種の猫は、被毛を健康に保つためにもシャンプーを定期的にすることが好ましいでしょう。洗う必要がある時は猫専用のシャンプーで短時間ですますようにします。

子猫のうちから布やスポンジを使って濡らしてみたりするなど、時間をかけながら慣らしていくのも良いでしょう。

子猫の一日

子猫は、好奇心旺盛、目新しいものは、観察したり、臭いを嗅いだり、なめたり、猫パンチしてみたりと調べまくります。

子猫にとって動くものすべてがおもちゃになり、遊びで体を動かすことは、バランス感覚や健康的な筋肉の発達などに役立ちます。

そして起きている時間のほとんどは、ほかの子猫やおもちゃと遊んでいますが、活発的であると同時に子猫はよく寝ます。子猫の健全な成長のために、よく眠ることで、エネルギーの消費を抑えて、早い成長速度を支えるためのエネルギーを確保します。

 

 

 

猫の年齢

猫の1歳は人の20歳で、その後は、猫の1歳が人の4歳分と同じになります。

つまり、猫が2歳で人の24歳、5歳で36歳、10歳で56歳、15歳で76歳、猫が20歳で人の96歳になります。

スコティシュフォールドのみんと君鹿児島から沖縄へ初フライト!

猫の飼育数、犬を初めて上回る

 ペットフード協会(東京)は22日、2017年の全国犬猫飼育実態調査で、猫の推定飼育数が1994年の調査開始以来初めて、犬の数を上回ったと発表した。国内の犬猫の飼育数に関する継続的な大規模調査は他にないといい、日本の二大ペットを巡る逆転劇は話題となりそうだ。

 同調査で、ここ数年ほぼ横ばいだった猫に対し、犬は減少が続いていた。今年は推計で犬は892万匹、猫は952万6千匹で、ついに猫の数が犬を超えた。

 関係者は「人間の高齢化や1人暮らし世帯の増加などが影響し、散歩などの世話が必要な犬を飼う人が減った」と指摘している。

                            ペットフード協会実態調査
                                  2017/12/22 13:38
                             ©一般社団法人共同通信社

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